▼会期:2022年5月31日(火)―6月5日(日)
▼時間:10:00-19:00(最終日17:00閉場)
▼入場料:無料
以下、instagramより引用
今年で30歳を迎えます。
この世界にはいって10年が経ちます。
この節目の年に、感謝の気持ちを伝えたい。
そして、もがき続けた10年目の今を観てもらいたい。そして、もがき続けるであろうこれからに、ある種宣戦布告の意思を示したい。
いち表現者として、今後この企画を皮切りに表現できる場を作り続けたいという想いで、この企画に踏み出しました。
常々、役者の仕事は1を100にする仕事だと感じます。
台詞があり、演出が入り、それを芝居を通して100以上に持っていくのが俳優の仕事だと。
言い換えれば、1がないと役者は無に等しいとさえ感じる時があります。
そして、さらに言えば、1を理解していないと鈍感な役者になってしまうと感じます。
そこで、ある時から0から1にする作業に関心が出てきました。
絵を描いてみたり、台本を書いてみたり、作品撮りをしてクリエイターの方と共に0から1の作業に没頭し、それを通して、芝居に還元しようと試みてきました。そうするうちに台本の意図や、演出の意図、カメラの構図の意図など、今まで見えていなかった事が見えるようになってきました。
今の芸能界で生き抜いていく上で、役者も受身ではダメだと改めて痛感しました。より主体的にモノづくりに参加していきたい、より敏感な役者になっていきたいと思い、企画を考えた1つがこの写真展になります。
これまで数多くのクリエイターの方と作品撮りをしてきました。その時どきに感じたストレートな想いをダイレクトに表現したくて、事あるたびに話を持ちかけては写真を撮ってもらってきました。
そうした今まで表立っては見せてこなかった感情を剥き出しにした写真ひとつひとつを、今年で30歳になる節目にふさわしい「30枚」を数ある中から激選して展示します。
そして、より自分の感じたモノを多角的に、生々しく、より見応えのある展示にしたいと思い、3人の写真家のかたに協力していただきます。
それぞれのカメラマンと創り出した、それぞれのテーマ性、作品の世界観もありつつ根底にある佐野岳の無意識の領域を存分に楽しめる展示を心掛けます。
そして、今まで描いてきた絵も展示する予定です。
是非会場に遊びに来てください。